リノベーションスタイル


RENOVATION STYLE

リノベーションスタイル - 「集福」と「修復」 -

福を集めて修復と成す。

現在推定で1000万戸、2030年には2100万戸に達すると予測されているのが…「空家」です。
空家といっても賃貸アパートだけではなく、持ち家一戸建ても相当数が含まれます。
なぜ空家が発生するかと言うと、それは住む人がいないから。しかも建物を潰して更地にすると固定資産税が6倍になると言う事情も相まって、持ち主は住まなくても潰すことができません。なら誰かに貸せばいいのに思うかもしれませんが、貸すためにはリフォームが必要であったり、そもそも借り手が見つからなかったりと、空家にせざるを得ない事情があります。

私たちはこのような事情にいち早く目をつけ、リノベーションによる空家の再利用を試みてきました。
持ち主のいなくなった、または借り手のいなくなった建物を可能な限り壊さず、工事費を抑えて再販したり家賃を変えずに再生したりと、リフォームの技術を駆使して空家問題に取り組んできました。

実はこれまで、中古住宅の再販や賃貸物件の取り扱いは不動産会社の仕事で、工事は工務店の仕事と住み分けができていました。悪く言うと不動産会社は建物のことを知らず、工務店は家主や売主の事情を理解できないと、リノベーションを生かす知識やノウハウが分断されていました。
私たちがいち早くリノベーションに取り組めたのも、不動産会社と工務店の業務を同じ会社で実践していたからです。
建物の損傷が激しければ土地として扱い、構造に問題なければ再生します。
この方法により物件取得のリスクが減るとともに、長年培ってきたリフォーム技術と相まって、コストを抑えた空家の再利用並びに空室対策が可能となります。

売主と買主、家主と借主、作り手と売り手、誰もが得するリノベーション。
それぞれの福を集めて「修復」ならぬ「集福」。そんなリノベーションを目指しています。